「イヅル、しっかりしなさい」
特にする事もなく、街をぶらぶらしていた。 「吉良くん、一人なの?」 可愛い声に呼び止められた。 その声の主は雛森くん。
「あ、うん。雛森くんも?」 「そこのお茶屋さんでお団子食べてたの。ね、一緒に食べよ」
雛森くんの腕が僕の腕に絡んでいる。 こんなに嬉しい出来事に、何も出来ないでいる僕は… 誰か僕に力を貸してくれーーーーーーーーっ(泣)