「こんなところに呼び出して、何の用だ」
普通はこんなところに女を呼び出したりはしないよな。
だけどさ、俺はこの女に逢えるんならどこでもいいんだ。
藍緋を促すように背中に手を添えて、中に誘い込む。
不意に後ろから抱きすくめて、無理に座らせた。
「火黒っ、お前」
ほら、やーっぱり怒った。
「なーんもしねぇから、このままでいようぜ」
「…少しだけだぞ。しかし何をしたいんだ? 火黒」
ホントはさ、こんなんじゃ満足出来ないけど、今は我慢することにしとくか。

火黒は何にもしないといいながら、藍緋の上着の裾を内側からめくり上げてます。
黒芒楼にこんな場所は無いでしょうけど、その辺は目をつぶって下さい(笑) 080210